第3回:株銘柄_考察【しまむら】

第3回目は、今後お世話になるベビー・子供用品「バースデー」さんのグループ会社、地元埼玉の企業です。

株式会社しまむら

株式会社しまむら(SHIMAMURA Co., Ltd.)は、日本の主に郊外を中心に多数の店舗を持つ衣料品チェーンストアを展開する会社であり、国内では業界第2位である[要出典]。日本全都道府県に店舗を持つほか、台湾などへも展開している。

しまむら - Wikipedia

しまむらは、ユニクロのような自社製品の開発・製造・管理を行う「SPA」を全面的に行わず、一部のプライベートブランド以外の大半は、商品を仕入れて売り切るスタンスにあります。

この企業の面白いところは、アパレルメーカーとの関係性を築くこと。「『4つの悪』の追放」という"仕入れ憲法"を打ち出しているそうで、4つの悪とは、「返品」「赤黒伝票(伝票の書き換えで見かけの売上を計上する手法)」「追加値引」「(発注した商品を納品させない)未引取」を指します。

このことで多くの取引先との友好な関係作りから、優先的に高品質で流行に遅れない商品を仕入れることができ「少量多品種」が実現するらしいです。

 

  • 業績
決算期・予実 発表日 売上高(前期比) 営業利益(前期比) 経常利益(前期比) 当期利益(前期比)
201602(連)
会社実績
2016/04/04 546,058   39,913   40,709   24,747  
201702(連)
会社実績
2017/04/03 565,469 (3.6%) 48,794 (22.3%) 50,079 (23.0%) 32,862 (32.8%)
201802(連)
会社予想
2017/12/25 593,000 (4.9%) 51,200 (4.9%) 52,165 (4.2%) 34,800 (5.9%)

昨年までは順調な増益でしたが、2018年2月決算の予測では営業利益、経常利益、当期利益が急減少してしまう見込みです。 

下記のIR情報で売り上げ指数が確認できます。見る限りやはり月単位で見ると、店舗数は増え続けていますが既存店売上の前年割れが目立ちますね。。

www.shimamura.gr.jp

 

下記に面白い記事を発見したので記載しておきます。しまむらの業績の伸び悩みは、ビジネスモデルの限界や、ZOZOTOWNやメルカリに客層を取られているのではないかと指摘しています。

www.sbbit.jp

天候要因や消費低迷は売り上げ不振に影響しますが、同業他社の「ユニクロ」は円安の影響で生産地からの輸入価格が上がり営業利益は減益でも、売上事態は伸びているそうです。

この2社の大きな違いはビジネスモデルの違いによる「市場規模」にあり、グローバルなSPAを展開しているユニクロは海外店舗数が国内店舗数を追い越しており、しまむらは中国、上海に50店舗ほどになります。

また、今後国内の人口はどんどん減少していくことでしょうから、郊外に店舗を構えることが多いしまむらにとっては今のままでは苦しいことになるかもしれませんね。

 

  • チャート

国内の衣料品チェーンストア第2位ともあってか、株価が高い。。ですが、今後もまだ下げ止まらなそうな感じは見受けられますね。