番外編:信用取引の売り買い

今日は株銘柄ではなく、1週間考察する中で信用取引においての「売り」「買い」について私用に残しておこうと思います。

というのが、どうも現物取引での売り買いは理解できるのですが、”ない”ものを売る。買う。という概念が全く理解できず…(;^ω^)

恐らく株の売買をしている人にとっては大したことではないと思いますが、疑問点があると気持ち悪い性分の私にとってはきちっ!と解決しておきたいので、株取引ど素人でもわかりやすく明記していきます。(といっても主人から根気強く解説して頂いた内容をまとめてるに過ぎませんが。。)

後でまたわすれてしまったら元も子もないので、勢いで書いていきます!

信用取引空売り

上記でも言ってますが、「”ない”ものを売り」→「安く買い戻す」事で利益を得るのが空売りになります。

が。

…この説明では株取引ど素人としてみると、全くの意味不明な世界に困惑するばかりなわけです。だって、何で”ない”ものを買ってくれる人がいるんですか?とか、安く買い戻す?と、その差額分が儲けになるって…現実世界ではあまり説明つかないようなやり取りに眩暈を起こしかけます。(;´Д`)ウワァァアア…

何故理解しずらいのかというと、私にとってのわかりやすい例えで捉えられないからです。。なので、ここでは現実世界でのやり取りに近い例えで解説しようと思います。

 

  • 株取引ど素人が理解できる「空売り

<登場人物>

◆A君(お金持ち。物やお金を貸してくれる余裕がある)

◆B君(お金持ちではないけど、お金儲けを考えている)

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1)B君「手元にお金がないけど、新しいスマホ欲しいな…」

  A君「B君、よかったら僕のスマホを貸そうか?」

  B君「えホントに?」

  A君「うん、ただし半年たったら返してね。あと手数料も少しとるけど構わないよね?」

  B君「わかった!ありがとう。ちゃんと半年後までには返すね!」

 

2)B君「お金なくてひもじい…」

  B君「…そうだ。この間Aから借りたスマホって新機種だから10,000円で売れるよな…」

  B君「これを売ってお金に変えよう。。」

 

3)数ヶ月後…

  B君「借りたスマホを返す期限が近づいてきてしまった…どうしよう(;´Д`)」

  B君「(゚д゚)! あれはAから借りたスマホと同じ機種が売ってる!!しかも売った時よりも安い!5,000円だ!」

  B君「これを買って返せばAに怒られずにすむはず!」

 

4)スマホを借りて6ヶ月目…

  B君「A君スマホ貸してくれてありがとう!借りたスマホを返すのと、あと手数料を払うね」

  A君「いえいえ~どういたしまして(*'▽')」

  B君「(手数料は多少払ったけど、借りたスマホから4,000円が現金になって得したなぁ~)」

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…そう!この流れが「空売り」と呼ばれる信用取引になるんです!

 

A君にあたるのが「証券会社」で、B君にあたるのが「株取引を行うユーザ」になります。現実で人のスマホを売ったりしたら怒られますが、信用取引において証券会社(A君)が貸してくれるのは「株」になります。

▼実際の流れとしては…▼

・証券会社が貸してくれた「株価10,000円のA株」を元手に、まずは「売り」ます。→2)のやりとり

・売った株は貸し借りの期限が設けられている為、返すために買い戻しを行います。その際には最初に売った金額よりも”安い”時の「株価6,000円のA株」を買い戻します。→3)のやりとり

・期限前に証券会社に「株価6,000円のA株」を返し、また貸し借りをした際の手数料を払います。→4)のやりとり

 

証券会社が何で株を持っているのかはよくわからないのですが、、証券会社はあくまで「手数料」で儲けるため、A株の株価がいくらになっても構いません。なので、株価が貸す前より下がっていても問題ないのです。この仕組みを利用して行う取引を「空売り」なのですが…

万一「株価10,000円のA株」が最終的に「株価12,000円のA株」になった場合は、2,000円損したことになり且つ貸し借り期限を過ぎてしまった際は手数料も取られてしまうということも起こりうります。

これが怖い非常に怖いところで、やはり元手がないところから増やそうとするわけですから、それ相応のリスクがあるんですよね…(;´∀`)

 

また、信用取引の「空売り」の逆も然りです。「信用買い」があります。

信用取引の信用買い
  • 株取引ど素人が理解できる「信用買い」

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1)B君「手元にお金が10,000円しかないけど、楽して増やしたいなぁ…」

  A君「B君、よかったら100,000円まで貸そうかい?」

  B君「えホントに?」

  A君「うん、ただし半年たったら返してね。あと手数料も少しとるけど構わないよね?」

  B君「わかった!ありがとう。ちゃんと半年後までには返すね!」

 

2)B君「100,000円を元手にギャンブルして増やすぞ!」

  B君「運よく10,000円勝てた!」

 

3)100,000円を借りて6ヶ月目…

  B君「A君100,000円貸してくれてありがとう!借りた100,000円を返すのと、あと手数料を払うね」

  A君「いえいえ~どういたしまして(*'▽')」

  B君「(手数料は多少払ったけど、10,000円が10,000円増えて合計20,000円が現金になった!)」

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…そう!この流れが信用買いになります!

 

証券会社(A君)は、元手10,000円に対してレバレッジを儲けて何倍分かの株取引を可能にします。(この場合「株価100,000円のB株」とします)

そしてやはり貸し借りの期限を設けていますので、期限前に借りた当時の「株価10,000円のB株」で返すのですが、返すタイミングで株価が上がっていれば儲けたことになります。

ですがこれもリスクが高く…万一返すタイミングで例えば「株価90,000円のB株」になっていた場合、10,000円不足している分は元手の10,000円から強制徴収されます。。株価が上手く上昇してくれてれば何の問題ないんですけどね。

 

ということで、我が家では現物取引以外することはありませんが、信用取引がどういった形で行われるものかを知ることが出来て個人的にはかなり為になりました!今後も何か難しい単語や仕組みなどがあれば記事にまとめてみようかと思います(^^♪