第14回:株銘柄_考察【ラサ工業】
今日は、私の出産予定日「2月14日」と同じ、決算日の企業をピックアップしてみました。
ラサ工業
ラサ工業グループは、同社、子会社5社(ラサ晃栄、ラサスティール、理盛精密科技股份他)及び関連会社3社(ミテジマ化学他)で構成され、主に燐酸及び燐系二次塩類、水処理用凝集剤、電子工業向け高機能高純度薬剤、消臭・抗菌剤、掘進機、破砕関連機械、都市ごみ・産業廃棄物処理機械、鋳鋼品及び高純度無機素材等の製造・販売、特殊スクリーン及び集積回路(IC)用塗布材等の販売、精密機械加工、石油精製用触媒再生及び不動産の賃貸を行う。同社は4事業セグメントを通して事業を展開する。
- 業績
決算期・予実 | 発表日 | 売上高(前期比) | 営業利益(前期比) | 経常利益(前期比) | 当期利益(前期比) | ||||
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201603(連) 会社実績 |
2016/05/13 | 24,597 | 1,683 | 1,226 | 662 | ||||
201703(連) 会社実績 |
2017/05/15 | 23,283 | (-5.3%) | 1,622 | (-3.6%) | 1,342 | (9.5%) | 1,726 | (160.7%) |
201803(連) 会社予想 |
2017/11/13 | 26,000 | (11.7%) | 2,100 | (29.5%) | 1,900 | (41.6%) | 1,500 | (-13.1%) |
2017年3月決算において、売上減収の要因は取扱商品の「放射性ヨウ素吸着剤」が販売がなかったためとのこと。(原発での有機ヨウ素除去に使用される商品らしいですが、詳細はよくわかりません(;´∀`))当初の営業利益の計画費としては大幅増減しているようです。
2018年3月決算では、半導体の材料売上や廃棄処理のプラント構築案件が寄与して売上増益の予測。設備更新に伴う償却費負担増で営業利益は微増の予測だったそうですが、売上の伸びが予想以上に右肩上がりになってため大幅改善されました。ただ法人税等調整額の利益計上に伴い、当期純利益は減益で終わる見込みです。
事業リスクも調べてみました。
1)原料価格の変動及び調達
化成品の原料になる黄燐(おうりん)を海外から輸入するので、各種制度の変更などにより影響されやすく、価格暴騰暴落の要因があるとのこと。なので、為替相場の影響もリスクとして含まれています。
- チャート
去年の11月時点ではPER10倍で割安感があったらしいのですが、2018年1月25日時点で再計算した際にはPER13倍と割高になってきてしまいました…去年の時点で知っていれば買っておいて損はなかったかもしれません…(;´Д`)
主要株主についても調べてみました。
個人では投資家が一人2%程保有していましたが、他はラサ工業取引先持株会(取引先が合同で持っているってことでしょうか…?)や銀行が主でした。
戦前からある古い会社ですが、役員が株を保有していないので相続関係の事柄は個々に影響はないようです。